元BIGBANスンリの事件からみる恐ろしいSNS誹謗中傷・なぜそこまで追い込むのか?

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にかく今、話題が集中している元BIGBANのV.Iことスンリさん。
日本のニュースにも連日のように新しい情報が入ってきており、日々重なるにつれ、どんどん今回の騒動の大きさを物語っています。

日本でもこれだけのニュースになっているということは、本国の韓国ではもっとすごい騒動になっているのだろうと予想されますが、本当にすごいことになっているようです

今回は、V.Iことスンリさんの事件の発端、発覚、謝罪から引退までという騒動そのものがどうのこうの、と言うよりもそれを取り巻くネット上での批判や中傷について、考えてみたいと思います。

日本でも芸能人が何か事件や騒動を起こしたときなど、掲示板で炎上することはありますが、その度合いを大きく超えた韓国の炎上レベルについても、合わせて注目してみたいと思います。

なぜそんなに韓国のネットは荒れてしまうのでしょうか?

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韓国の厳しいネットの世界

韓国では近年、芸能人がSNSによる誹謗中傷を受け、うつ病や不眠症に悩み挙句の果てに自らの命を絶つというニュースがいくつかありました。

韓国人はネットでの批判をとても気にしやすい国民性があると、ある韓国著名人が語っています。人からどう思われているか、何て言われているかを気にする完璧主義的な部分があるとの事です。

韓国の厳しい競争社会のように、芸能界も同じで市場が小さい分競争争いも激しく、完璧なパフォーマンススタイルを追求しなければならない。そう考えると、厳しい芸能界で生き抜くために、努力で得たものを簡単に批判されるのは、確かに辛いものがあると思います。

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日本も厳しいネットの世界

日本にも、誹謗中傷や名誉毀損レベルの汚い言葉で罵るサイトも沢山あります。それはとても陰湿であり、「同調の圧力」という最強の武器を使い、大勢で落とし込むといった特徴を持つという見解もあります。もともと日本人は右へ習えの風潮があります。そのため右へ習えない者や、出る杭があれば大きな意味を持たずに叩きます

そして、いつも不思議だなと思うことがあります。

あるニュース記事で、芸能人Aが「妊娠しました!」という速報ニュースに対してのコメント欄で最初に「おめでとう!」という祝福のコメントを出した人がいれば、あとから続くコメントはほぼ同じ祝福の言葉。しかし、芸能人Bが同じ「妊娠しました!」という速報ニュースが出たとして、最初に誰かが「そんなニュースはいらん!需要ないから早くいなくなって!」という中傷コメントを出せば、後から続くコメントはほぼ似たような中傷コメントになり結果荒れてしまいます。

AとBは、知名度や人気度から言うと大差はないと思われるレベルの芸能人です。だからこそ不思議です。

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ネット上の書き込み問題について

以前あるテレビ番組で、ネット上の掲示板の書き込み内容があまりにもひどい(誹謗中傷)件について、「喫茶店や居酒屋などではみんな同僚や上司とか、誰かしらの悪口とかを普通に話しますよね?それとどう違うのですか?」と淡々と語る、ある著名人がおりました。

声か、文字かの違い。そしてその声が「ここだけの話し」だったのがインターネットの普及によって文字になって外に出て行っただけのこと。声と文字とでは当然その行く末は全く違います。しかし、時代がこうなっているんだという現実を突きつけられれば、もう受け入れるしか方法はないのかもしれません。

文字は不特定多数の人が閲覧できて、削除しなければ半永久的に残ります。画像や動画もそうですね。そのリスクを理由に「文字」がよくないと言うのであれば、「声」ならいいという理屈が成り立つのもおかしいですね。

ネット上で人に対する誹謗中傷が社会問題となるのは、世界規模で起こっていることです。

法律で規制する国も出ていますが、逆に「言論の自由だ!」とか「批判と判断する基準は?」という声と共に新たなる問題も起こっています。

そして匿名で書き込みができる場所だからこそ、どんどん内容がエスカレートしていくのは誰でも理解ができること。

もう勢いを止めるのは不可能ですし、ネットは「こういうものだ」という認識が定着してしまっている以上、この風潮を変えることはかなり困難なのではないかと思われます。

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日韓反応の温度差について

今回の元BIGBANスンリさんの事件について。
冷静に考えると、日本と韓国でのファンの反応に温度差があるのは当たり前です。

比較的擁護する声の多い日本の反応に比べたら、とても韓国の叩き方は尋常じゃないと思うのは当然です。でも、逆だったらどうでしょうか?

BIGBANと同等の実績や実力、知名度を持つ日本人アーティストがいたとして(ちょっと難しい想像かな?)その人が今回のような事件を起こしたとき、果たして今と同じ温度で擁護するでしょうか?叩き方の度合いや言葉の荒さの違いはあるとして、急に攻撃的になる人も少なからずいると思います。

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ファン心理は日本より厳しい?

BIGBANのファン達が集まる大きなコミュニティサイトから、ファン達によるスンリさんの「脱退要請」を事務所に提出したといわれています。

国民性というか、文化の違いというか、ここは明らかに日本と韓国の違いが明らかではないかなと思います。

韓国のファン心理は、日本と比べて確かに厳しい面があります。

【すべての人がそうだということではない】というのを前提にお話しします。

日本のファンは、好きなアイドルのために沢山沢山お金をかけるとします。そしてそのことについて特になんとも思いません。

韓国のファンも、好きなアイドルのために沢山沢山お金をかけるとします。そしてお金をかけた分の見返りがないと認めません。
歌やダンスが完璧でないと認めませんし、問題を起こせばそれなりに叩きます。
その分、アイドル達も厳しい環境を虐げられ、日々厳しいレッスンを積んでいきます。

日本は真逆ですね、沢山お金をかけたからといって、完璧な姿を望んではいません。笑顔さえ振りまいてくれれば、頑張っている姿を応援したいだけなので、それで十分満足なのです。

これは文化の違いからくる認識の差なので、どっちがいいか悪いかという問題ではありません

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まとめ

結局のところ、韓国は「叩き方がひどい」「誹謗中傷がきつい」と言い切るのは違うのかな?と思います。

日本も十分にひどい「誹謗中傷」や「叩き」が存在しますし、世界中どの国でもあること。
それを「あっちの国の方がひどい」「こっちの国はきつすぎる」という、感覚だけですべてを捉えるのは違うかな?と思います。

私も最初は韓国に対して、ネットの書き込みによる誹謗中傷がえげつないというイメージを抱いており、スンリさんの事件が連日のようにニュースになっている今、相当ひどい事を言われているのだろうなと思っていました(事件の真相はまた別の話として)。

でもよくよく考えてみると、日本の事もよく見てみると、差はあるかもしれないがそんなに大きな大差はありません。日本もけっこうえげつないですしね。

国民性による特徴がそれぞれ違うだけで、結局のところどの国でも起こっている問題なのではないかと思います。

元BIGBANのV.Iスンリの事件【時系列】でまとめてみた・初めて容疑を認めるまで

 

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