今回のテーマは「衆議院解散」についてです。
これまで水面下での話だったのが、どんどん浮き彫りになってきていますね。
現在ニュースなどでも多く取り上げられています。
今回は難しい話などではなく、
衆議院の解散とはなにか?
何のために解散するの?
というところを簡単にわかりやすく、わかりやすい言葉で説明してみたいと思います。
自民党政権によって、安倍内閣総理大臣が日本を動かしているという現在の状況でお話しをさせていただきます。
なぜ衆議院は解散するの?
簡単に言うと、
(こくみんのしんをとう)
ためです。

信を問うって、何を問うの?
具体的にどういうことかと言うと。
●これからも我々自民党が政権を続けてもいいですか?
ということを国民に訊ねることです。
そうして、
という意味です。
そうすると、「自民党でいいよ!」「今のままでいいよ!」っていう人が多ければまた自民党政権が続いていきます。
「いや自民党なんかじゃダメだ!」「今のやり方では納得できない!」という人もいるようなら、別の党に政権交代したり、政権交代しないにしても議席が減ってしまうなどの結果になります。

議席が減るとどうなるの?
議席が減ると、自分たちが出した法案などが通りにくくなってしまいます。
つまり、自分たちのやりたいようにやれなくなる状況になるわけです。
どんなときに解散するの?
衆議院の解散は日本国憲法の下に行われます。
① 政権を担当していない野党によって「こんな内閣じゃダメじゃないか!信用できないからもう全員辞めてください!」という内閣不信任案が出され、それが可決されたときに衆議院は解散しなければなりません。(憲法69条)
② 政権を担当する与党が、何か大きな政策を打つときなどにそれを実行しても良いかどうか国民に問いたいときや、今なら議席を多く獲得できるぞ!という自信がある時期を見計らって総理大臣の判断によって解散をすること。(憲法7条)
一番多いパターンは②の方です。
衆議院議員は4年で任期満了となり、通常であれば4年ごとに総選挙が行われるのですが、満期を迎えず途中で解散をするのは必ず何か意味があるのです。
その意味はいったい何なのか?を考えるために、国民はしっかりと安倍総理大臣の言葉や説明を聞く必要があるのです。
いつ解散するの?
今回も安倍総理大臣の判断によって行われると思われるので、いつなのかは誰にもわかりません。
しかしここ最近安倍総理の側近などが、解散総選挙を匂わせる発言をしているのは事実です。
一番いい時期を狙ってくるのは確かですが、そこは安倍総理大臣の心の内です。
早ければ6月に入ってすぐであろう、という声もあるようです。
今年はG20首脳会議(大阪サミット)が6月28~29日に予定されています。
もしもこの期間に総選挙となるのなら、よほどの勝算があるのでしょうね。
選挙にかかる費用はどれくらい?
一回の選挙にかかる費用は莫大なものです。
どれくらいかかっているのかというと、
衆議院選挙にかかる費用は、毎回600~700億円です。
2014年の衆議院総選挙のデータで言うと、616億円でした。
このお金はもちろん、国民が納める税金によって賄われています。
これは有権者が約1億400万人として、一人当たり600円払う計算になります。
しかも今年2019年7月には、既に予定されている参議院選挙があります。
もしも衆議院解散となり、衆参W選挙となった場合は・・。
ちょっと気の遠くなる金額になりそうですね。
さいごに
2019年のこの夏、衆議院解散と総選挙はあるのでしょうか?
現時点での総理大臣の任期は2021年までです。
何としてでも安倍総理は「憲法改正」を成し遂げたい、という思いがあるのだと思います。
来年は東京オリンピック開催という一大事を予定しているのと、自民党勝算のタイミングを見て、今年しかないのではと思います。
いったい何のための総選挙なのか、国民が問われるとしたら何を問われてるのか。
安倍総理大臣の言葉や動きを、しっかり見ていかなければいけないと思います。
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