アクアリウムをはじめて、ちょうど3年目になります。
2年前に引越しをしたのをきっかけに、昔から念願だった熱帯魚の飼育を始めました。
それから早2年、あれやこれやと方法を試したりと、苦戦する日々ではありましたが、とりあえず超ド初心者からは抜け出せた気がします。
そこで今回は、初心者の方にもおすすめの生体(淡水魚)について紹介してみたいと思います。
アクアリウムとは?
アクアリウムとは、水生生物(ここでは観賞用の魚ですね)を飼育するための設備のことです。
水槽の底面に石や砂などを敷き、エアポンプや定温装置などをつける設備です。
水質環境を整えるためのノウハウや技術などがどんどん発展しているので、今では初心者でも簡単に作ることができます。
初心者キットも販売されているので、本当に気軽に始められますね。
一口にアクアリウムと言っても、さまざまなスタイルがあると思います。
どんな種類の個体を飼うかはもちろんのこと、水槽の大きさや水槽内のレイアウト、ろ過システムの種類などなど、飼育環境や自分の好みに合ったやり方を探すのも重要なポイントであり、これは経験の積み重ねによってわかってくるものです。
いきなり高いお金をかけて、すべて良いものを揃えるよりも、「まずは金魚鉢から・・。」くらいの感覚で低コストから始め、少しずつレベルアップさせて行った方が絶対に楽しいと思います!
「グッピーに始まりグッピーに終わる」
熱帯魚の入門種といえばグッピーです!
我が家もまずはグッピーだろう、ということで数匹のグッピーと45ℓ水槽を立ち上げました。
「グッピーに始まりグッピーに終わる」と言われています。
アクアリウム初心者でも簡単に飼えて、世代交代を繰り返すその過程にどんどん魅了されていく、という意味だと思います。
アクアリウム初心者だと、水質管理が上手くいかず、急に水が白にごりしてしまうなどのトラブルがあります。
そのような環境でも、グッピーは比較的丈夫であり、たくましく生きてくれます。
グッピーの繁殖について
グッピーの繁殖は、実はとっても簡単です。
ハッキリ言って、オスとメスを放っておけくだけでいくらでも増えます。
グッピーは卵胎生(らんたいせい)であり、卵を産むのではなく、卵をお腹の中で孵化させて子どもを直接産み落とします。
特に繁殖の時期というのもないので、一年を通して何度も産むことになります。
これはかなり神秘的です!
生まれた直後、すぐに泳ぎだす小さな小さな命を見たときは本当に感動しますよ!
(泳ぎだす前に、産んだお母さんが食べてしまう・・ということもありますが・・。)
私も初めて見たときは、水槽に張り付いて見ていました。
朝起きて照明をつけると、いつの間にか沢山の稚魚が泳いでいる・・なんてこともあります。
グッピーは早朝~午前中に出産することが多いようです。
数ヶ月もすると、稚魚は立派な成魚になります。
そしてメスはまた出産を繰り返すことになるので、どんどん増え続けることになります。
増えすぎたグッピーをどうする?
グッピーを増やしすぎないようにするためには、オスとメスを別の水槽にするか、同じ水槽内でも仕切りを作って分ける必要があります。
またやむを得ず、増えすぎたグッピーをどうにかしたい場合、
これは生き物を飼うに当たっての、絶対的なルールです。
確かに犬や猫、小動物と比べて比較的情が移りにくいのは当然です。
だとしても、自分の勝手な都合で飼育を始めて、勝手な都合で処分するのはあまりにもナンセンスです。
方法としては主に、
他にも、ネットでコミュニティーを探して里親を見つけるなど方法はあります。
我が家のスタンス
一番最初に水槽を立ち上げてから2年経ちましたが、最初45ℓ水槽から始まり今は60ℓ水槽になりました。
やはり欲が出るものです(笑)
我が家のアクアリウムのスタンスは、個性的なレイアウトではなく、水の綺麗さにこだわります。
水を綺麗にするのは誰でもやることだと思いますが、常に透明な水を保つことと、その他のレイアウト素材は使わないというスタンスです。
水槽の床材としてソイルを敷き詰め、トンネルを2つ並べただけの超シンプルな水槽です。
水草を入れたことはなく、最初の頃に人口の水草を2~3個置いていましたが今はすべて撤去しました。
現在の生体は、ネオンテトラが20匹、石巻貝が10匹ほどです。
60ℓの広々とした水槽内で、余裕たっぷりのテトラ達が優雅に泳いでいます。
水槽の背面にアマゾン川をイメージするような、3Dバックスクリーンを貼っています。
ショップで売られている熱帯魚たちは、個体そのものはアジア諸国の養殖場で養殖されていますが、もともとの故郷は南米アマゾン川です。
アマゾン川とまでは行かないにせよ、水草にこだわったり、できるだけ自然に近いスタイルを保つタイプもあれば、我が家のようにあくまでも人口的で見た目重視のスタイルもあると思います。
おすすめはテトラ系
そこで、おすすめしたいのはテトラ系の熱帯魚です。
テトラ系は全体的に丈夫な個体が多いように感じます。
なんと言ってもネオンテトラです♪
ぜひ数十匹単位で飼っていただきたいです。
名前の通り、ネオンのような青い光りを放ち、スタイリッシュな姿が本当に美しいです。
ショップにもよりますが、比較的安値で購入することができます。
飼育に適している水温は26℃前後です。
性格は少し気が荒いようで、ネオンテトラ同士でよくケンカをしています。(笑)
次にラミーノーズ・テトラ♪
透明感があってお洒落なこのビジュアルが、個人的に一番好きです♪
鼻が赤くてとっても可愛いです!
この鼻の赤みが薄くなると、体調が良くないというサインらしいです。
同種同士で群れを成す習性があるので、水槽内の同じ場所を一緒に泳ぐ姿がとても可愛いです。
ネオンテトラと相性が良いように見えます。仲良く一緒に泳ぐ姿が見られまよ。
飼育に適している水温は、ネオンテトラと同じ26℃前後です。
そしてレッドファントム・テトラもおすすめです。
透明で赤っぽい体色に、大きな黒のスポットが特徴で可愛らしい姿です。
ネオンテトラに比べるとかなり穏やかな性格ですが、たまに同じレッドファントム・テトラ同士で小競り合い程度は見られます。
飼育に適している水温は20~28℃前後です。
さいごに
グッピーの繁殖はやり方次第では、とても楽しいかもしれません。
オリジナルのグッピーを作り出したり、子どもや孫を見て愛着も湧いたりしますからね!
テトラ系の繁殖はかなり難しいと思いますし、自然繁殖は一度も経験していません。
そもそも繁殖自体に興味があるかないかで、グッピーかテトラ系に分かれると思います。
私自身は繁殖させることよりも、透き通った水の中で優雅に泳ぐ熱帯魚を観賞する目的が一番だと考えていますので、テトラ系の熱帯魚が一番飼育しやすく、自分好みでもあります。
私の場合は「グッピーに始まり、テトラに終わる」となったようです。
ただ、グッピーの繁殖を経験したからこそわかったことでもあるので、よい経験でもありました。
いろいろ挑戦してみて、自分に合った熱帯魚の飼育を楽しみたいですね♪
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