6月の第3日曜日が「父の日」となります。
2023年は6月18日(日)になります。
「母の日」が作られた起源は、アメリカ南北戦争時代の意外な出来事でした。
「母の日」はどうしてできたの?
では「父の日」の起源はどのようになっているのでしょうか?やはりアメリカから来たものなのでしょうか?みんなはお父さんにどんなプレゼントを贈っているのでしょうか?
詳しく調べてみると、どうやら「母の日」の起源と時期が重なっていました・・。
「父の日」の起源について
実は「母の日」の起源に遡るアメリカの南北戦争の時代、同時期に「父の日」も始まろうとしていたのです。
アメリカのワシントン州スポケーンに住むソノラ・スマート・ドッドさんという女性がいました。
6人兄弟の末っ子だった彼女が幼い頃に南北戦争が始まり、父のウィリアムが北軍に招集され、それ以来は母親が一人で6人の子供を育てることになったのです。
体を崩しながらも必死に頑張っていましたが、戦後ウィリアムが戻ってきた頃に、母親は過労で亡くなってしまいました。
それ以降、男手ひとつで働きながら6人の子供を育てたのです。しかし、子供達が全員無事に成人した頃、ウィリアムも亡くなってしまいました。
1909年ソノラ・スマート・ドッドさんが、男手ひとつで自分たちを育ててくれた父親を讃えて、父ウィリアムの誕生日である6月19日(第3日曜日だった)に教会の牧師にお願いをして礼拝をしてもらったのがきっかけと言われています。
同時期に「母の日」が作られる運動が行われているのを知っていた彼女は、「父の日」もあるべきと考え、広く認知されるよう牧師協会にお願いをしていたのです。
その努力が実り、1916年にアメリカ合衆国第28代大統領のウッドロー・ウィルソンがスポケーンを訪れて「父の日」の演説を行ったのです。
その後も何代にも渡る大統領が「父の日」を称賛する大統領告示を発し、1972年に正式に国の記念日として制定されました。
以降6月の第3日曜日を「父の日」として定められたのです。
日本での「父の日」について
アメリカの「父の日」は、自分のお父さんや義父だけではありません。
「お父さんを敬(うやま)い、日頃の労をねぎらい感謝する。」という気持ちを事が大事であり、その対象となるのは、自分の夫でも良いですし、自分の兄弟や親族など「すべてのお父さん」が対象となる考え方なのです。
それは「母の日」でも同じです。
日本では、どちらかと言うと「自分の父親」や「自分の義父」が対象となる考え方ですが、もう少し幅広く考えても良いかもしれませんね。
プレゼントは何がいいの?
母の日は赤いカーネーションが主流ですね。
それに当たる父の日は?というと、起源のお話しに少し戻りますが、ソノラ・スマート・ドッドさんが父ウィリアムの墓前に白いバラを供えたことから、父の日はバラとなっているようです。
健在の父親には赤いバラの花を、亡くなられている方には白いバラをとなったようです。
しかし現実的には、本当にお花が好きなお父さんは別として、お父さんに「お花」って、お互いに少し抵抗がありそうですよね。何故かお母さんになら簡単なのですが・・。
そしてお母さんへのプレゼントなら、なんとなくすぐに思いつきそうですが、お父さんとなると意外と何がいいか悩みんでしまうものだと思います。
ぶっちゃけプレゼントランキングサイトなんかを見ても、そのリストは明らかに企業が絡んでそうな商品ばかりですしね・・。(失敬)
結局のところ親目線で考えると、「何をもらっても嬉しいもの」なのです。
人は自分に同意したり、賛同や肯定をしてくれると嬉しいものなので、自分の好きなものに気づきそれに合わせたプレゼントだと本当に嬉しいと思います。
お酒が好きだったら、ビールや焼酎類・お洒落なグラスなど、他にも衣料品や小物類などがベターなところでしょうか。
最近はギフトカード【QUO(クオ)カード・AMAZON(アマゾン)ギフトカード・スマホ用の「iTunes」や「Google Play」】も人気があるようです。
まとめ
「父の日」の起源も、「母の日」の起源も、同じ時期に遡るのがわかりました。
そして戦争中の出来事がきっかけという衝撃的なものでしたが、だからこそ今でも世界中に認知される程のイベントになっているのだと思います。
「母の日」も「父の日」も、本場のアメリカではプレゼントそのものにはあまりお金をかけないと言います。(日本は少しお金をかけすぎる文化かもしれません。)
気持ちを書いたカードを渡したり、「感謝の気持ち」を言葉でしっかり伝えられる文化なので、その違いは仕方ないのかもしれませんね。
既に親を亡くされている方が言います。
「どんなに親孝行したつもりでも、悔いが残る。」と。
恥ずかしいかもしれないけど「ありがとう」の声をぜひ、この機会に^^。
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