消費税10%はいつから?増税の理由を簡単にわかりやすく説明・軽減税率について

ライフ

費税がまた上がりますね。

2014年4月1日から消費税が5%から8%に引きあがり、5年ぶりの増税です。

今回は軽減税率という、特殊な制度も加わるようですね。

いつから消費税が上がるのでしょうか?

増税はもう、決定していることなのでしょうか?

また延期する可能性は、あるのでしょうか?

そして今回の増税によって、私たちの生活がどのように変わるのかを考えてみました。

 

スポンサーリンク

消費税10%はいつから?


ぽんかんさんによるイラストACからのイラスト

 

2019年(令和元年)10月1日より消費税が引き上げられます。

現行の8%から、10%に上がることになります。

そして消費税引き上げと同時に、軽減税率制度が加わります。

軽減税率は8%と制定されます。

 

増税は正式な決定なの?

これは正式に決定されているものです。

但し可能性は0ではないという観点で言えば、変更されることもないとは言い切れません。

2018年10月15日の臨時閣議にて、正式決定されています。

 

延期する可能性はある?

2015年に10%に引き上げられる予定だったのが2017年まで延期となり、さらに延期となり2019年10月1日施行となった経緯があります。

3度目の延期はあるのでしょうか・・。

因みに、安倍内閣総理大臣は「リーマン・ショック級の出来事でもない限り、消費税引き上げを見送ることはない。」と断言しています。

また2019年5月10日に幼児教育・保育を無償化する法案が成立したことで、延期は難しくなったと言われています。

 

スポンサーリンク

軽減税率制度について


チビはなさんによるイラストACからのイラスト

 

今回初めて導入される制度で、私たちの生活にとても関係しているのが「軽減税率」です。

一般税率は増税となり10%に引き上がりますが、軽減税率とは特定の商品について8%のまま据え置きとなることです。

軽減税率にあたる特定の商品とは、一部を除く「食品」のことです。

なぜ軽減税率制度ができたかと言うと、主に「低所得者への経済的な負担を減らす」ことが目的とされています。

消費税はもともと、所得に関係なくすべての人が同じ金額を納めるものなので、生活をする上で必須となる食品の税率は下げて行きましょうという考えなのです。

どれが10%でどれが8%なのか、線引きがとても難しく、恐らく導入直後は私たち消費者も混乱してしまうでしょう。

食品と言ってもお酒類は10%になるようですし、外食は10%だけどテイクアウトなら8%など、ちょっとややこしいかもしれませんね。

細かな分類はいろいろあるようですが、簡単に分けるとこのようになります。

 

出典:国税庁ホームページ

 

この軽減税率制度は2019年10月1日から実施されますが、この制度はずっと続いていくものなのか、又はいずれなくなりすべて一律で10%となるのか、現時点では未定となります。

 

スポンサーリンク

増税する理由は?

大まかですが、増税する理由を簡単に説明します。

消費税というのは、もともと社会保障制度を充実させるために作られたものです。

(細かく言うと、これだけではありませんがここでは省略します。)

私たちが普段支払っている消費税は、主に現在の高齢者に向けた「年金」「医療」「介護」に使われています。

消費税は、「高齢者に向けた社会保障制度」のためとされているのです。

それが今回の改正により、高齢者向けのものであった社会保障制度に「子育て」という項目が増えることになりました。

つまり消費税の行く先が、高齢者のためのものだけではなく、これからの日本の未来を創る子ども達のためにもなるのです。

子どもを産み、育てやすい環境を作ることが少子化を食い止める方法のひとつだと思われます。

その一環として、先ほども少し触れましたが、幼児教育・保育を無償化するという新しい「子ども・子育て支援法」に今回の増税分が充てられることが決定しています。

 

スポンサーリンク

私たちの生活はどう変わる?


ぽんかんさんによるイラストACからのイラスト

 

軽減税率が対象となる商品は、主に食品です。

これからは多くの方が利用するスーパーマーケットで、消費税8%の商品と10%の商品が並ぶことになります。

お酒は対象外なので10%です。

しかし「うちはお酒飲まないから関係ないよ!」という方、「みりん」や「調理(料理)酒」も酒類に当たり10%となるので注意が必要です

また、外食する場合は10%に引き上げられます。

ただ店内で食事をする場合は10%で、テイクアウトをすれば8%になります。

少し細かい決まりとしてお祭りなどの屋台の場合、テーブルのある屋台なら10%、テーブルのない屋台なら8%などになっています。

また最近は店内で飲食するスペースのある、スーパーやコンビニエンスストアが増えていますね。

これからは消費者がレジにて、イートインコーナーで飲食するかどうかの告知が必要となるのでしょうか?

でもイートインを利用すると言って10%で購入し、混雑などで席に座れず持ち帰ることになったり、途中で気が変わって持ち帰ることもあるでしょう・・。

いろいろと細かく考えると、「これはいったいどうなの??」っていうのが多いですね。

今後、どのような対応になるのかが気になります。

変更または確定され次第、こちらの記事も随時更新していきたいと思います。

 

スポンサーリンク

さいごに

10月からはただの増税ではなく、軽減税率という新しい制度に関わっていくことになります。

今回はすべて消費者目線で考えてみましたが、よくよく考えてみると、お店側つまり対応する事業主もかなり大変そうですよね。

また増税分を子育て支援に充てられるという点で、少子化対策のために使われる増税は致し方ないという考え方もあります。

何事も「あちらを立てればこちらが立たず」で、意見はさまざまだと思います。

それにしても毎月払う社会保険料に住民税、そして今回の消費税増税と・・。

本当に税金が高すぎて、ため息が出ますね・・。

 

 

コメント